ブラックスーツ?礼服?普通のスーツと何が違うの?

日本のフォーマルスタイルといえばブラックスーツが一般的です。

フォーマルスタイルにブラックを取り入れている国は多くありますが、

「ブラック」といっても、日本のブラックスーツの「ブラック」は独自の進化を遂げ

ていることをご存じでしたでしょうか?

日本のブラックスーツは従来の染色方法では表現できなかった、より深くて濃い黒を研究開

発、昨今のフォーマルブラックスーツとして今なお多くの需要があります。


ではフォーマルブラックと通常のブラックとは一体何が違うのでしょうか?


最も大きな違いは、先述した通りブラックの色が深くて濃い事です。

これは濃染加工という加工をウールに対して施す事で実現しています。

紳士服の素材は昔から毛織物が中心で、戦後増大した合繊などに比べ発色性が悪く、合繊中

心の婦人フォーマルに比べ見栄えがあまり良くありませんでした。

そこで、その問題を解消する為にウールによる発色性の改善を行ったのがブラックフォーマ

ルの濃染加工です。


この濃染ブラックを世に送り出したのは1990年ごろの事。

当時、カインドウェアの主力ブランドであるSOCIALで、"SOCIAL SUPER BLACK"として

発売したのが始まりです。

濃染加工は日本独自に発展した加工技術のため、海外のファブリックブランドには日本の濃

染ブラック程の深くて濃いブラックはありません。

この濃染ブラックは日本ではフォーマル用素材として浸透していますが、海外ではフォ

ーマル用という概念がないためか、ブラックの新色として取り上げられる事があるようで

す。日本の技術である濃染ブラックが世界に広がっている事は非常にうれしい事ですね。

一口に濃いブラックといっても色の濃さやブラックの色味には実はさまざまな種類がありま

す。黒という色を表現するためには、染料を使って生地を染めます。

三原色である染料を混ぜてブラックに染めますので、ブラックにも赤味のブラック青味

のブラックなどがあり、色味によっても色の深さが全然違って見えるのです。


色の深さという点では、その素材自体の番手(糸の太さ)や組織によっても光の反射が異な

りますので、色が濃く見えたり薄く見えたりします。

わたしたちカインドウェアでは、ブラックフォーマル用の素材を上記のような色味や番手、

組織などの組み合わせでエレガントに、そしてより深いブラックを実現するために日々素材

開発に励んでいます。


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